Long Season

2011.12.21 Wednesday

眠れぬ夜、
もう寝るのをあきらめて
ひさしぶりに
Fishmansを聴いている。
学生の頃、くりかえし聴いたFishmans。
中でもこの曲は、40分以上ある大作だ。
聴きながら、
色んなことを思い出す。

時代は移り変わり
始まり、終わり、また始まり、
様々な人と景色が過ぎていったけれど
ひとつだけなにも変わらないことがある。

わたしはいまだに、
はじめての頃のように
ちいさなカメラをひとつだけもって、
ポケットにフィルムをつめ、
ただ、黙々と歩いている。

川の流れをたどり、
いくつもの道を越えて
はっとするような光を見たくて、
ただただ、歩いている。

誰かにほめられたいんじゃなく、
わたしが映し出す世界を
たしかめたくて歩いている。


あの頃よりわたしはずいぶんと大人になって、
わかってきたこともたくさんあるけれど、
馬鹿みたいに正直に、
本当に好きなことだけはやめていないことを
10代のわたしは想像できただろうか?

たぶん
もっと賢いやり方も、
賞賛される方法も
たくさんあるんだろうけど、

きっとこのまま
わたしが歩けなくなるまで、
馬鹿みたいに正直に、
ただ黙々と歩くことをやめないだろう。


それが何になるのか、わたしにはわからない。
カッコいい言葉も思いつかない。
誰かを救うわけでも、ないかもしれない。


ただわかるのは、
わたしの中に渦巻く情熱を止めることができなくて、
ひょっとすれば
あと一歩で、何か見つかるのかもしれないと思って
諦めることができないということ。



時代は変わっていく。
それも、とてつもない早さで。
素敵なもの、
かわいいもの、
色んなものがもてはやされて、
浮かんで、消えて、また浮かぶ。


だけど、
わたしはわたしの好きなものを信じている。
時代には愛されないかもしれないけれど、
何世代先にも伝わるものをつくりたい。


貫く強さ、
自分の意志を尊重することは、
あの頃のわたしより、着実に成長している。


そのことを誇りに思う。



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